2014/05/20

アコースティックライヴ@Kitamoto #1

「音楽好きな仲間が集まって楽しくライヴをします。ぜひきてねっ!!」


ポスターでの呼びかけ通り、とても楽しいライブでした。16時の開場前から東部公民館に人が集まり始め、開演時には用意された40席程はほぼ埋まり、追加の椅子を並べてのスタートです。

オープニングはピーター・ポール&マリー(Peter, Paul & Mary; PP&M)のコピーバンド「KSO」。メンバーのお名前の頭文字をとって付けたバンド名だそうです。

ライブで演奏するのは今日が2回目。持ち歌はまだ4曲でその全てを歌い尽くす構成だというのに、アンコールのリクエストを最初の紹介の際に受ける、というプレッシャーの中で演奏開始。案内していた16:30よりも早めに開演したため1曲目を聴けなかった方がいる、とのことで1曲目をもう1回奏ることでアンコールにもしっかり応えて、無事完奏されたのでした。

続いての登場はギター弾き語りのハッピー中村さん。モンキーズの「Daydream Believer」から日本の「時代遅れの酒場」「涙そうそう」「酒と泪と男と女」と聴き馴染みのある曲を渋く、味わい深く歌い上げました。

ところで、このライブは キタガク(市民大学きたもと学苑) のギター・ウクレレ教室の卒業生がその後も一緒に活動を続けるために結成した「Frets」というサークルが、活動の発表の場として今回から始めたものだそうです。北本と上尾でそれぞれ2つずつサークルがあり、Frets#1〜#4 と命名しているそうです。

次の演奏者は、上尾のFrets#2から「ベツクリ」のお二人。ベッツィ&クリス(Betsy & Chris)みたいな二人組、とのことで、代表曲の「白い色は恋人の色」から歌い始めます。

このあたりになると観客の皆さんもすっかりリラックスして、曲に合わせて身体を動かし、リズムを取りながらの観賞です。最後の「今日の日はさようなら」では、客席から自然と歌声が上がり、皆さんでの合唱となりました。

Fretsメンバーによる演奏の最後は、カントリーバンドの「ザ・ダックス」。軽快で賑やかなサウンドで場内が盛り上がります。

「この手の音楽は何曲か聴いていると区別がつかなくなってどれも同じに聴こえてくるので、同じ曲を歌ってても分かりゃしないんですよ〜」とトークも絶好調でした。

ライブの「トリ」は、ゲストバンドのCherry Lane。PP&Mの「Sense Of Beauty」を追求し、「完全コピー」にこだわるバンドです。

PP&Mファンクラブというのが世界中で日本だけに有り、全国で140-150人程度の会員がいるそうです。その仲間で結成されたチェリーレーンは2013年5月から本格的に始動。今年2月の第6回きたもとアマチュアバンドフェスティバルでご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。貫禄に満ちた演奏で、約2時間に渡るライブを締めくくりました。

このライブはこれから毎月開催していきたいとのことで、次回は6月15日(日)です。出演者もFretsメンバーに限らず、色々な方にご参加いただければ、と広く募集されています。観たい方、奏りたい方、ぜひ次回のライブに足を運んでみてはいかがでしょうか。

[2014/5/18(日), 16:00 開場/16:26 開演, 北本市東部公民館集会所]



2014/05/15

新緑に聴くヴァイオリンとチェロの調べ

文化センターで開催といっても定員700名のホールではなく、「ホール/ロビー」と案内されているコンサート、どんな感じなのだろうかと気になっていたので行ってみました。
http://www.kitamoto-cultural-center.com/blog/2014/04/16-2abd.html

今日で16回目を迎えるという東京音楽大学提携シリーズのサロンコンサートは、ホールに入ってすぐのロビーエリアにステージを作って椅子を並べて定員120名。平日昼間の開催にも関わらず満場感があり、椅子も追加されたようです。

出演

ヴァイオリン: 大谷 桜子
チェロ: 河内 由衣子
ピアノ伴奏: 秋元 一夢

第1部

クライスラー: 愛の喜び, ヴァイオリン+ピアノ
クライスラー: レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース, ヴァイオリン
ベートーヴェン: チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 作品102-1, チェロ+ピアノ

第2部

サラサーテ: ツィゴイネルワイゼン, ヴァイオリン+ピアノ
サン=サーンス: 「動物の謝肉祭」より"白鳥", チェロ+ピアノ
プロコフィエフ: 「ロメオとジュリエット」組曲第2番, ピアノ
ハルヴォルセン(ヘンデル): パッサカリア, ヴァイオリン+チェロ

アンコール

エルガー: 愛の挨拶, ヴァイオリン+チェロ+ピアノ

15分の休憩を挟んで、演奏時間はちょうど1時間程でしたでしょうか。演奏者自ら曲の紹介をしたり、進行役の方との受け答えを交えながら和やかに進みます。

学生の演奏披露の場としてこれだけの観客を集めながら、ホール使用料の工面やらチケット販売のノルマやらを心配せず、演奏に専念できる機会はとても貴重なのだそうです。

アンコールが終わって万雷の拍手を受けて、初々しくはにかみ、嬉しそうに応えていた学生演奏家の皆さんの表情がとても印象的でした。学生さんは毎日厳しい練習に明け暮れるも、披露の場が無いとモチベーションを保つのも厳しくなるそうです。

プロの演奏家になったら、ホールで演奏するために、また北本に来て欲しいですね。

[2014/5/15(木), 14:00 開場/14:30 開演, 北本市文化センター ホール/ロビー]


次回の東京音楽大学提携シリーズは、、、

第17回 ふたつの声のサマーコンサート
テノール: 吉田一貴, ソプラノ: 横山和美, ピアノ伴奏: 森光平
7月17日(木) 14:30 開演

http://www.kitamoto-cultural-center.com/blog/2014/05/17-7971.html
その前に、ロビーを使ったサロンコンサートとして、、、

きたもとサロンコンサート Part 1
尺八演奏家 入江要介の世界
6月20日(金) 14:30 開演

http://www.kitamoto-cultural-center.com/blog/2014/04/26-part-1-43ab.html
いずれも入場料500円、全席自由で定員120席です。